装備・仕様
右ハンドル、4速マニュアル、クーラー装備
車両説明
バンデン・プラ・プリンセス1300をご案内いたします。
バンデン・プラはベルギーの馬車などの車体の製作を行うメーカーとして、1800年代の終わりに創業された会社で、その後イギリスにも本拠地を構え、ロールスベントレーなどの高級車メーカーから受注を受けるなど、その名声を高めていきました。戦後、様々な変遷を経てBMC傘下のオースチンの一部門として、ベースモデルよりも一クラス上の高級バージョンの、様々なモデルの製造を担いました。
1962年、オースチンがらADO16と言う小型セダンがリリースされ、バンデン・プラにもウーズレーと共にそれをベースに高級バージョンの生産の命が下ります。そうして生まれたのがプリンセス1100というクルマで、プリンセスカーズのロングブリッジ工場で、1台1台丁寧にハンドメイドで組み立てられました。
外装は以前のバンデン・プラと同じ高級感のある荘厳なフロントグリルやフォグランプなどにより、他ブランドのADO16とは全く異なる高級感を持たせています。ダッシュボードには高級ウォールナットのウッドパネルをふんだんに使用、ドアトリム上端にもウッドキャッピングが施されています。
シートは勿論、最高級コノリーレザーを使用しており、それまでの大型高級車で培ってきた手法をそのまま反映させています。また、前席背面には後席用の折り畳み式ウォールナット製ピクニックテーブルが組み込まれるなど、このサイズでまさにショーファードリブンカー並みインテリアとなっています。
1967年、エンジンを1.3リッターに拡大したモデルが登場、更にドライブフィールが向上されました。ベースモデルのADO16は、ミニを設計した天才技師アレックス・イシゴニスとデザインはイタリアのピニンファリーナの手によるもので、各モデルも大きな成功を収めたクルマとなりました。そんな中でもこのプリンセスはひと際異才を放っており、その造りの良さからベイビーロールスと揶揄されるほどの名車となりました。
当車両は、平成4年に英国から輸入された1台と思われます。その後、歴代のオーナーの手によりボディはもとより、エンジン、足回りなど入念なメンテナンスを受けてきた素晴らしい個体です。トルクフルなエンジン、スムースな足回りと乗り心地、高級感あふれるインテリアは、乗り手にとって特別な感情をいだかせます。黒に近いダークブルー、グレーのインテリアの組み合わせ。比較的ATミッション車が多い中、4速マニュアル車も今では希少な1台ではないでしょうか。
ぜひ当店にてご覧頂きたい1台です。