装備・仕様
左ハンドル、4速マニュアル、T2クーペ最終モデル
車両説明
ポルシェ356クーペをご案内致します。
1948年、発足して間もないポルシェ社はオーストリー北部の町、グミュントからポルシェ356を世に送り出しました。
ポルシェ356はフォルクスワーゲンのコンポーネンツを応用し、小型・軽量で効率の良いスポーツカーとして誕生しましたが、小排気量ながら優れた空力特性と良好な整備性を併せ持つ、理想的な小型スポーツカーでした。
その後、様々な改良を重ねつつ、その魅力の源泉となる主要な基本構造は変更することなく、空冷4気筒エンジンをリアに積んだRRスポーツカーとして、連綿と製造され続けました。
最終的には1964年までの長きに渡り改良を重ねて生産され、ポルシェ社の成功の足掛かりになった歴史的モデルです。当車両は、その初期型である1956〜1959年に製造された356Aと呼ばれるタイプです。しかも初期のオリジナルデザインを色濃く残すAタイプの59年最終モデルになります。
エンジンは勿論空冷4気筒/1.6Lでソレックスキャブレターを介して60馬力。800キロ少々しかない車重と相まって走りは悪くありません。ミッションはこの年式からボルグワーナー製のシンクロを備えた519/2型になり、それまでのVW製よりもタッチがかなり改善されています。走りそのものはとても60馬力と思えないパワフルなフィーリングを持ち、現在でも市街地走行から高速まで充分実用に耐えうる性能を持っています。
インテリアはレッドのレザーレットにベージュのカーペットの組み合わせ。
初期の356のもつ独特の雰囲気は、インテリアに凝縮されていると言っても過言ではありません。細身のステアリングに華奢に見える長めのシフトステック、シンプルなメーター配置にゆったりとしたシートなど、後の356モデルとは一線を画すものです。
当車両は昭和62年に北米より日本に輸入された1台で、歴代オーナーに大切にされて来たクルマで、現在はオリジナルカラーのアイボリーに再塗装されており、ご覧の通り非常に良好なコンディションを保っています。
実際にドライブしてみると古典的な味わいの中にも、ポルシェらしいシャープさもあり、今でも存分に楽しめるクルマです。これならちょっとしたドライブやイベントなどにも気軽に出れるので、ガレージの飾りにするには惜しい1台です。
是非一度、現車をご覧ください。