装備・仕様
左ハンドル、パワーウインドウ、パワーステアリング、クーラー装備、6速マニュアル
車両説明
1963年にデビューしたメルセデス・ベンツのオープンスポーツカーである230SL(2300cc)は、1966年に250SL(2500cc)に排気量をアップ。しかし年々厳しくなる排気ガス規制をクリアしながらパワーを確保する為に、1968年に280SL(2800cc)を登場させました。総数48912台中、最多数の23885台製造され、当時も現在においても各モデルの中では最も人気のあるモデルです。
4輪ディスクブレーキを備え、エンジンはM130型6気筒OHC、シングルカムシャフトで180馬力。2.5L以降はクランクは7ベアリング支持に変更されて、耐久性、静粛性が向上しています。
発売当初、エンジンの馬力不足を指摘された開発者のルドルフ・ウーレンハウトは、先代の300SLガルウイングに比較すれば非力なエンジンでも、優れた足回りによる良好なハンドリングでカバーするという先進的なコンセプトに基づいています。それ以降のメルセデスのキャッチコピーにもある「エンジンより速いシャシー」を実現していると言えます。当車両には、勿論オリジナルのエンジンが搭載されております。
またこの113/SLの魅力はなんと言ってもそのスタイルです。名デザイナーとして名を馳せたポール・ブラックの手による、パコダ・ルーフと呼ばれる独特な形状のハードトップと、優雅で繊細なデザインはいつの時代になってもメルセデス好きに限らず、好まれるようです。コンセプトは先代の190SLと同様、アメリカの女性を含む富裕層にメルセデスのスポーツ・カーを売り込む為の物ですが、半世紀以上経っても魅力を失わないデザインは秀逸といえるでしょう。
多数が北米に輸出されましたが、オートマチックやパワーステアリング、クーラーまで装備している車が多く、現在でも手軽に楽しめるクラッシックメルセデスとして人気を博しています。日本には、昭和40年ごろからごく少数が正規輸入元のウエスタン自動車(ヤナセ)により輸入されました。当車両は北米仕様、アメリカ向けに輸出された1台で、カルフォルニア州にてレジストリーされていたクルマです。
ボデイーカラーはオリジナルのアイボリーからベージュメタリックに変更されており、ブラウンレザーのインテリアとの組み合せはひと際お洒落です。
当車両は新車時にマニュアルミッションとしてオーダーされた比較的珍しい個体で、280SLになるとその比率はかなり少なく、大半がATミッションとして生産されました。
また、特別なオプションとしてZF製5速のマニュアルミッションが設定されていましたが、これは更に希少なオプションで、現在ではまずマーケットに出てくることはありまん。
280SLは通常の4速マニュアル車でもローギア―ドな設定で、AT車同様に加速は良いが高速走行時には回転数が高くなり、やはり5速が欲しいところです。それなら、と言うわけで当車両は特別な6速ミッションに換装されており、高速走行、加速も良好でドライブするのが実に楽しい1台となっております。クーラーとパワーウインドウも装備されており良好に作動しています。
特別な1台の280SL,ご興味のある方はどうぞお早めに現車確認をお願い致します。