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ポルシェ 914・6 GT仕様

Information

年式:1971年
色:タンジェリン
内装:黒レザーレット
走行:37000キロ
検査:車検2年付
三ツ和自動車正規輸入車、左ハンドル、5速マニュアル、

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Description

ポルシェ914/6・916仕様を御案内いたします。

 1969年にデビューしたポルシェ914は、元々密接な関係にあったフォルクスワーゲンとの協力体制のもとで作られた、ミッドシップ・スポーツカーです。
ポルシェに於いては、元来そのレーシングカーにのみ採用してきたミッドシップ・レイアウトを取り入れ、発売とともに大人気を博しました。
後継車の924が発売される1976年まで生産され、4気筒版・6気筒版合わせて約11万台もの生産量を誇り、輸出もされ、大ヒットモデルとなりました。

 その中でも特殊な存在が、本来のフォルクスワーゲン製水平対向4気筒1.6Lエンジンに代わり、より高性能な、ポルシェ911T用水平対向6気筒2Lエンジンを搭載した、914/6というモデルです。
その生産期間は、69年から71年までの3年間のみ、生産台数は3,351台にすぎません。

 昭和46年、新車としてディーラーの三和自動車により輸入された当車両は、その914/6の中でも、さらに特別な成り立ちを持っています。
当時ポルシェは、914/6をベースにレースカーを開発、わずか11台のみのワークスモデルとして、エンジン、ボディ、足回りなどを、大幅にモデファイしたスペシャルモデル、916を作り上げました。
 ポルシェは、その916用のファクトリー純正のレーシングパーツを、少数のプライベーターに供給したのですが、それを当時の日本のポルシェマニアの方が購入し、往時の三和自動車のベテランメカニックにより組み込まれたのが、この916仕様の914/6なのです。
 安易な外見仕様ではなく、100%ポルシェ・ファクトリー製の稀少な純正パーツを使用して916仕様になっている車両です。

 本来の914/6は、911T用水平対向6気筒2Lエンジンを搭載し、ウェーバーキャブレターにより110馬力ですが、当車両は911Sと同様、ピストン、カムシャフト、コンロッドなど、S用パーツを組み込んだ2.0Lエンジンが与えられ170馬力の出力を得て、あらかじめ軽量なボディと相まって、その走りは非常に俊敏です。

 低走行を感じさせる内装はオリジナルのままですが、このまま充分乗れるコンディション。シートの傷みも少なく、ペダル、ステアリングなど、新車時に近い状態を保っています。
また、驚くほど足元の空間が広く、身体の大きな方でも圧迫感が無い室内空間・インテリアを持っています。
ドライビングポジションも秀逸で、長時間のドライブでも不思議なほど疲れないのは、さすがポルシェ。

 欧州の自動車メーカー/レースシーンに於いては、F1などのフォーミュラカーによるレースを除けば、スプリントレースでの戦績以上に、長時間耐久レースでの勝利・評価を重要視する傾向が、レース黎明期よりあります。その耐久レースに於いて、絶大な強さを長年にわたり見せつけてきたのが、まさにポルシェなのです。
つまり、“長時間のドライブに於いて、ドライバーにストレス負荷を極力かけず、ドライビングに余裕を持たせることが、勝利や安全につながる”という設計理念・思想がポルシェには強くあり、それは、市販車に於いても同様です。

 特に、ポルシェ914が耐久レースに於いて驚くほどの強さを見せたのが、1970年のル・マン24時間耐久レースで、ファクトリーからレース用パーツの供給を受けた914/6GTが、格上のポルシェ911THを打ち負かしただけでなく、ポルシェ917やフェラーリ512Sなど並み居る強豪を相手に、なんと総合6位に入賞(無論クラス優勝)する大勝利をおさめています。
 結果、ポルシェ914の販売台数が急激に増加したことは言うまでもなく、また、ポルシェ914のミッドシップカーとしての素性の良さを伺わせる戦績と言えるでしょう(ミッドシップ・レイアウトは、そのバランスの良さや適切な剛性を具現化するには、実は設計が難しいレイアウトです)。

 ポルシェ914の購入に際しては、実質オープンボディということもあり、ボディの状態について注意が必要で、特に新車時から多湿な日本にある車輌では、各部が腐食している個体も多く、中々良いものが見つかりません。
パワフルな914/6、さらには916仕様であればなおのこと、足回りやボディについても、できるだけしっかりした個体を選ぶことが重要です。

 ブレーキに関しても4輪とも大径化された911RSR用で、効きもタッチも素晴らしく、動力性能に対して不安はありません。タイヤ、サスペンション周りに関しても、このまま暫くは交換の必要は無いでしょう。
ホイールも911と同じ5穴タイプのハブを装備しており、4気筒版とは一目で違いが判ります。しかもホイールは911カレラRSと同様のフロント・リヤ共にフックス社製アルミ鍛造ホイール7J/8Jが奢られています。

 ポルシェ914が持つ大きな魅力、それは何と言っても、ミッドシップ・レイアウトを採用していることです。
先述の通り、ポルシェに於けるミッドシップは、古くは550スパイダー、904、906といった、レーシングカーのみに採用されていたレイアウトであり、そのステアリングレスポンスは鋭敏で、まるでゴーカートの如く反応する操縦性は、まさにセミレーシングカーと言え、他のポルシェでは味わえない世界です。

 車重は、911より160kg以上軽い940kgしかなく、その軽量なボディに、パワフルでスペシャルな916仕様の6気筒エンジンとくれば、面白くないはずはありません。
直進性・高速性も安定しており、ドライブするのが楽しくなる1台です。

 アメリカなどにも914のマニアが多数おり、情報交換等を行いながら盛んにクラブ活動等しているようです。
パーツの供給についても比較的良好な部類で、現在も、機能部品なら全て問題なく入手可能です。

 ポルシェ・ファクトリー純正のボデイー・パーツにて916仕様にモディファイされたマニア向けのスペシャルなポルシェ914/6。

ぜひ、現車を御覧になって頂きたい、極めて稀少な1台です。

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