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ランドローバー シリーズ2 88A

Information

年式:1962年
色:グレーメタリック
内装:黒合皮
走行:不明
検査:車検2年付
正規輸入車、4速マニュアル

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Description

 大変貴重なランドローバーシリーズ2/88Aをご案内致します。

 ご存知、英国を代表する4輪駆動車と言えば今も昔もランドローバーに他なりません。第2次世界大戦が終わり、連合国軍の勝利となり、戦争前に植民地支配をしていた地域の再復興の為に必要な車両の開発を、イギリス政府がランドローバー社に依頼、開発した新型の4輪駆動車がランドローバーの起源です。
 3年後の1948年には、要求どうりあらゆる国や地域・環境でも順応できる走破性・信頼性を伴う車両を開発、それが今回ご案内するランドローバーとなります。

 それは灼熱の砂漠から氷点下の極寒の地でも使用に耐えて、容易なメンテナンス性と故障し難いシンプルな構造、どんな悪路でも走破可能な走行性能と頑丈さを兼ね備えた理想的なクルマで、以後世界中の4輪駆動車に大きな影響を与えたと言われています。コヴェントリーのファクトリーはいまだ戦災の影響で生産が出来ず、ソリハルにある航空工廠を利用して生産が開始されました。このクルマの車体はジュラルミンで造られていますが、耐久性や軽量化という意味合いよりも、航空機生産する為にストックしていたジュラルミンを使用したのが理由で、当時はアルミよりステールの方が不足していたためと言われています。

 開発を担当したのは経営者でもあったスペンサーとモーリスのウィルクス兄弟で、実用車を作らせたら右に出る者は居ないと言われるほど優秀なエンジニアでした。彼らは以前から地球上のいかなる場所に於いても走り回る事が出来るクルマを構想していました。不幸にも戦争で一時中断はしたものの、彼らの理想は見事に現実のものとなり、その素晴らしさは、世界で最も耐久性に優れた自動車として認められいるほどです。

 エンジンは僅か2260cc/4気筒OHVで、シンプルで壊れ難くしかもメンテナン性にも優れています。敢えて排気量の少ないエンジンにより、足回りや駆動系に必要以上負担を掛けないような配慮がなされています。4駆システムもサブトランスファを用いたフルタイム式で、これまたシンプルで丈夫な方式と言えます。走りはもちろんスピードも期待できませんし、乗り心地も固めで古典的なトラックの様です。高速道路を走行するには80キロで巡行できる程度であまり期待できませんが、ひとたび悪路に踏み入れれば驚異的な走破性を発揮すします。

 室内は簡素なもので、まるで軍用車と同様です。(というか軍用車としても採用された)意外にステアリングも重くなく、ギアの入りも容易でかえって拍子抜けするくらいです。ボディーは上述した通りアルミ製でなんとオリジナルのまま残されています。シートは流石に張替られていますが、その他の部分もほぼ当時のままです。それもそのはず、このクルマが辿ってきた面白いエピソードを聴けばさもありなん、と言えます。

 当車両が日本の土を踏んだのは、昭和37年頃と思われます。新車として正規輸入された1台でした。当時、こんな4輪駆動車をわざわざ英国から輸入するなど、よほどの理由が無い限り、ます普通では考えれれません。このローバーを購入したのは東北電力でした。当時5台ほど輸入されたたそうです。

 そこまでくれば勘の良い人ならピンと来るはず、そう、かの白洲次郎氏が昭和28年、東北電力の会長を務めた際に、ダムの建設現場などを視察する際に購入したのがこのランドローバーなのです。
 クルマに造詣が深い白洲氏は「日本にゃまともな4駆なんぞあるわきゃねえ」の一言で輸入したのですが、当時ジープだってあったはずですが、英国贔屓のせいか、はたまたアメリカから輸入許可が出なかったせいか(当時基本的に日本人は外車を輸入出来なかった)解りませんが、彼自身のコネクションを利用して英国から輸入したことは間違いありません。
 当のご本人は、現車を見て(勿論国内1号車)えらくご満悦だったそうで、日々現場をローバーで走り回っていたそうですが、視察案内の為に、宮家の人を乗せて得意げにランドローバーを運転しいる写真も残されています。

 そのような事情かどうか判りませんが、白洲氏が退職された以後も東北電力がランドローバーを導入していた事になる訳で、退職後も白洲氏に気を遣って購入したのか、はたまた実用性に優れていたからかはよく解りません。また白洲氏は日本には優秀な4駆がない事を嘆き、まだ弱小メーカーであった富士重工に参考になるから、と自身のクルマをあっさりと払い下げてしまったようです。

 当車両は東北電力で使用された後、林野庁の秋田支所に払い下げられています。林野庁では田沢湖畔の国有地の林道などのパトロールに使用されていましたが、大半が国有地であった為にナンバーは付けられていなかったようです。低速で林道などを走行するにはまさに打って付けだったようで、近年まで使用されていたようです。その様な理由から、特にレストアなど余計な事は一切されていないオリジナルコンデションを保っている訳です。平成28年に民間に払い下げられ、ようやく日の目を見る事になりました。まさにこのシリーズ2/88Aが、ランドローバーの持つ素晴らしい耐久性と実用性を、雪深い東北の地で昭和・平成・令和と長年に渡り使い続けられて来た事が、身をもってそれを実証している事と言えるでしょう。

 ぜひ、ご興味がある方は現車をご覧になって下さい。


   

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